2013年09月16日
流×島崎智子 「オンザでクロス」 終了!
もう、四日前になるんだね...。
二人の女性シンガー、二人のツアーロード、二人の音楽道、それを交差させるべく開催したライヴ。
音の道プロジェクトがお届けした「島崎智子×流 ONNTHEROAD de CROSSROAD」、素晴らしい夜になりました。
島崎さんは、このライヴを終えてから、長野~佐久~長野と県内ツアーをして、今夜の伊那が県内ファイナル。
流さんは、名古屋経由で山陰方面に10000人に会いに行くツアーを進め、松江、出雲とライヴを続けています。
よくぞ長野でクロスしてくれたっ!って、そんな一日をしたためます。
島崎さんとは会場で待ち合わせをする事にして、松本駅前で流さんを迎えて、「BAR On the Road」へ。
到着すると、島崎さんはすでに会場入りしていて、オンザに常設されているアップライトピアノ、YAMAHAの「U3」に向かっていました。
島崎さんのその佇まいだけで、感じましたね、オーラを。
そして、塩尻で接点を迎えた、流さんと島崎さんの挨拶、正に「オンザでクロス」、なんだか嬉しかったな...。
リハが始まり、その日のPAのスキルを説明して、島崎さんとアップライトピアノの音作り。
ピアノの調律師並に、ピアノの内部の細部の音の響きまで聞き分けながらの島崎さんの聴覚は、職人でしたよ、もはや (笑) 。
そして、島崎さんのリハがスタート。
リハを終えた島崎さんに、「うおー、ライヴハウスみたいな気持ちよさっすよ~!」って、言ってもらえたのは嬉しかったな (笑) 。
続いて、流さんのリハもスタート。
「三角堂」の頃はボーカル担当だった流さん、ソロ転向後に、「弾き語りをしたいっ!」の思いひとつでレッスンしたギターだと言っていたけれど、しっかりとしたコードワーク、ピッキングもアルペジオも、流さんの歌にしっかり寄り添った音色でした。
PAブースが、ステージ横だったので、ギターとボーカルのレヴェルバランスなんかを、客席にいた島崎さんが「ギターもうちょっと大きくていいと思いま~す」とか言ってくれたり (笑) 、もう夜はひとつになり始めてました。
でもね、しかしね、ツーマンはツーマンなんです (笑) !
その日のライヴに向けて、リハの時間から本番が始まってるが如くの緊張感って、僕は大好きなんだけど、この日のリハは正にそんな感じでした。
会場の雰囲気がどんどん重くなっていくのを、その日のライヴに無ぶるいがするほど感じたよ。
リハも一通り終わって、「BAR On the Road」のライヴと言えばお約束の、オンザ一階のおにぎり専門店「葦」での「おにぎり」。
流さんに「おにぎり」という優しい歌があって、島崎さんには「おにぎりサンバ」ってエレジーがある。
この二人が対バンするお店の一階は、おにぎり屋さん、もうこれは演出したくなりますよね~。
ってな訳で、この日O.Aを努めさせてもらった「the APPLAUZ」のボーカルまみも含めた、三人での「おにぎりシスターズ」が出来上がりました (笑) 。
島崎さんも流さんも、「葦」のおにぎり、気に入ってもらえたようでよかった。
そして、いよいよ、本番スタート。
O.Aは、「the APPLAUZ」で努めさせてもらいました。
この日の歌い手は、それぞれタイプが全く違う女性三人、そんな中で「流×島崎智子」に導くべくステージ構成を考え、ライヴでは一度も演った事がない「ジョーダンじゃない」、ディラン2のカヴァー「アフリカの月」なんかも織り交ぜながら、演奏させてもらいました。
そして、当日僕がPAを担当していたので、「the APPLAUZ」のステージでは、三人目のアプローズ (笑) 、まみの昔のバンド仲間でわざわざ横浜から見に来てくれた、阪ちゃんがPAを務めてくれました。
ありがとうございましたっ!
そして、「流」さんのステージ。
一曲目の「幸福駅」、これ、懐かしかったですね~。
っていうのも、乗り鉄だった僕、幸福駅と言うのは、北海道にある国鉄時代に帯広から南下していた「広尾線」の駅で、「愛国駅~幸福駅」なんて硬券も、流行ったんです。
その「幸福駅」、北海道出身の流さんが歌うと、中学校の頃に訪れた「幸福駅」の駅舎や駅長さんの顔なんかが、走馬燈でした ... (笑) 。
曲ごとに、音の中に言葉の中に強弱をつけながら、ひとつひとつ大切に伝えていく...、それを強く感じるステージでした。
誰が聞いても、その歌の中身に入り込みやすく、聴く人に寄り添うように散りばめられた詩がメロディーラインにとても合っているので、聴いた人たちが自分の生活の中の「何か」と共鳴させやすいんじゃないかな。
流さんのお客さんのに近づいたサウンドプランニングがとっても見事だったし、客先のお客さまたち(特に女性)が、流さんを見つめる視線が、印象的なステージでした。
ステージ構成も、後半に入るに連れて流さんの思いも、お客さまの思いもアツくなって行く感じで進められて、そのアツくなった世界を、ほんわかとラストに歌ってくれた「おにぎり」が、包むのでした。
この日の事を、自身のブログでも書いてくれました。
http://nagare.us/index.php?e=830
そしてそして、「島崎智子」、いよいよ登場。
流さんのラストの曲が「おにぎり」、これを受け取った島崎さんの一曲目は「おにぎりサンバ」!
「おにぎりおにぎりおにぎりおにぎり...」って島崎さんが歌ったその瞬間に、客席を全部持って行きましたよ (笑) 。
前半は、どちらかと言うと島崎さんの歌いたい「大切なもの」が、奥に潜んでいるような曲郡。
しかし、彼女の曲や詞は、どこか昭和歌謡の美しさや儚さが随所に散りばめられているので、「笑い泣き」的な感情を、聴き手に持たせます。
その証拠に、当日客席にいらしていた、73歳の現役シンガー「丸山俊治」さんをも、即座に飲み込んでました。
「the APPLAUZ」のまみも言っていたけれど、島崎さんの世界は、歌もピアノも語っているような、そんな感じがしたな。
きっと、その「語り」に聴こえる世界は、歌われている詞の向こう側に潜む、彼女の心の中の言葉なのかも知れない...。
MCを殆どいれずに歌い綴るステージ、少ないMCの中で、客先で大きい私語をしていたお客さんに向けられた「おっちゃん、うた、きいて!」、そしてその後に悔しそうに自分自身に呟いた「今日は、今日しかないのに...」、この言葉や流した涙が、彼女の音楽の全てを物語っているように思えた。
素晴らしい、本当に素晴らしい、二人のステージでした。
流さん、島崎さん、ありがとうございました。
ふたりに出会えた事に、感謝します!
今回も、会場「BAR On the Road」の直美ママには、たくさんお世話になりました。
いつもありがとう、島崎さんのピアノの音色は、お父さんに届いたかな...。
会場に足を運んでくださったお客さま、ありがとうございました。
このブログを書いている今日、島崎智子さんは、長野県ツアーファイナルの伊那市「喫茶 はるか」でライヴ。
そして流さんは、神の国、島根県出雲市「アポロ」でライヴ。
二人のこれからのロードに、心からエールをっ!
おむすびとも言われるおにぎりが結んだ、音の道。
今回の三人の女性シンガーは、寅年と辰年だった、そう「タイガー&ドラゴン」なのだ。
で、それを企画したのが、ちょいとクレイジィな、ケンちゃんだった訳です。
お後がよろしいようで (笑) 。
二人の女性シンガー、二人のツアーロード、二人の音楽道、それを交差させるべく開催したライヴ。
音の道プロジェクトがお届けした「島崎智子×流 ONNTHEROAD de CROSSROAD」、素晴らしい夜になりました。
島崎さんは、このライヴを終えてから、長野~佐久~長野と県内ツアーをして、今夜の伊那が県内ファイナル。
流さんは、名古屋経由で山陰方面に10000人に会いに行くツアーを進め、松江、出雲とライヴを続けています。
よくぞ長野でクロスしてくれたっ!って、そんな一日をしたためます。
島崎さんとは会場で待ち合わせをする事にして、松本駅前で流さんを迎えて、「BAR On the Road」へ。
到着すると、島崎さんはすでに会場入りしていて、オンザに常設されているアップライトピアノ、YAMAHAの「U3」に向かっていました。
島崎さんのその佇まいだけで、感じましたね、オーラを。
そして、塩尻で接点を迎えた、流さんと島崎さんの挨拶、正に「オンザでクロス」、なんだか嬉しかったな...。
リハが始まり、その日のPAのスキルを説明して、島崎さんとアップライトピアノの音作り。
ピアノの調律師並に、ピアノの内部の細部の音の響きまで聞き分けながらの島崎さんの聴覚は、職人でしたよ、もはや (笑) 。
そして、島崎さんのリハがスタート。
リハを終えた島崎さんに、「うおー、ライヴハウスみたいな気持ちよさっすよ~!」って、言ってもらえたのは嬉しかったな (笑) 。
続いて、流さんのリハもスタート。
「三角堂」の頃はボーカル担当だった流さん、ソロ転向後に、「弾き語りをしたいっ!」の思いひとつでレッスンしたギターだと言っていたけれど、しっかりとしたコードワーク、ピッキングもアルペジオも、流さんの歌にしっかり寄り添った音色でした。
PAブースが、ステージ横だったので、ギターとボーカルのレヴェルバランスなんかを、客席にいた島崎さんが「ギターもうちょっと大きくていいと思いま~す」とか言ってくれたり (笑) 、もう夜はひとつになり始めてました。
でもね、しかしね、ツーマンはツーマンなんです (笑) !
その日のライヴに向けて、リハの時間から本番が始まってるが如くの緊張感って、僕は大好きなんだけど、この日のリハは正にそんな感じでした。
会場の雰囲気がどんどん重くなっていくのを、その日のライヴに無ぶるいがするほど感じたよ。
リハも一通り終わって、「BAR On the Road」のライヴと言えばお約束の、オンザ一階のおにぎり専門店「葦」での「おにぎり」。
流さんに「おにぎり」という優しい歌があって、島崎さんには「おにぎりサンバ」ってエレジーがある。
この二人が対バンするお店の一階は、おにぎり屋さん、もうこれは演出したくなりますよね~。
ってな訳で、この日O.Aを努めさせてもらった「the APPLAUZ」のボーカルまみも含めた、三人での「おにぎりシスターズ」が出来上がりました (笑) 。
島崎さんも流さんも、「葦」のおにぎり、気に入ってもらえたようでよかった。
そして、いよいよ、本番スタート。
O.Aは、「the APPLAUZ」で努めさせてもらいました。
この日の歌い手は、それぞれタイプが全く違う女性三人、そんな中で「流×島崎智子」に導くべくステージ構成を考え、ライヴでは一度も演った事がない「ジョーダンじゃない」、ディラン2のカヴァー「アフリカの月」なんかも織り交ぜながら、演奏させてもらいました。
そして、当日僕がPAを担当していたので、「the APPLAUZ」のステージでは、三人目のアプローズ (笑) 、まみの昔のバンド仲間でわざわざ横浜から見に来てくれた、阪ちゃんがPAを務めてくれました。
ありがとうございましたっ!
そして、「流」さんのステージ。
一曲目の「幸福駅」、これ、懐かしかったですね~。
っていうのも、乗り鉄だった僕、幸福駅と言うのは、北海道にある国鉄時代に帯広から南下していた「広尾線」の駅で、「愛国駅~幸福駅」なんて硬券も、流行ったんです。
その「幸福駅」、北海道出身の流さんが歌うと、中学校の頃に訪れた「幸福駅」の駅舎や駅長さんの顔なんかが、走馬燈でした ... (笑) 。
曲ごとに、音の中に言葉の中に強弱をつけながら、ひとつひとつ大切に伝えていく...、それを強く感じるステージでした。
誰が聞いても、その歌の中身に入り込みやすく、聴く人に寄り添うように散りばめられた詩がメロディーラインにとても合っているので、聴いた人たちが自分の生活の中の「何か」と共鳴させやすいんじゃないかな。
流さんのお客さんのに近づいたサウンドプランニングがとっても見事だったし、客先のお客さまたち(特に女性)が、流さんを見つめる視線が、印象的なステージでした。
ステージ構成も、後半に入るに連れて流さんの思いも、お客さまの思いもアツくなって行く感じで進められて、そのアツくなった世界を、ほんわかとラストに歌ってくれた「おにぎり」が、包むのでした。
この日の事を、自身のブログでも書いてくれました。
http://nagare.us/index.php?e=830
そしてそして、「島崎智子」、いよいよ登場。
流さんのラストの曲が「おにぎり」、これを受け取った島崎さんの一曲目は「おにぎりサンバ」!
「おにぎりおにぎりおにぎりおにぎり...」って島崎さんが歌ったその瞬間に、客席を全部持って行きましたよ (笑) 。
前半は、どちらかと言うと島崎さんの歌いたい「大切なもの」が、奥に潜んでいるような曲郡。
しかし、彼女の曲や詞は、どこか昭和歌謡の美しさや儚さが随所に散りばめられているので、「笑い泣き」的な感情を、聴き手に持たせます。
その証拠に、当日客席にいらしていた、73歳の現役シンガー「丸山俊治」さんをも、即座に飲み込んでました。
「the APPLAUZ」のまみも言っていたけれど、島崎さんの世界は、歌もピアノも語っているような、そんな感じがしたな。
きっと、その「語り」に聴こえる世界は、歌われている詞の向こう側に潜む、彼女の心の中の言葉なのかも知れない...。
MCを殆どいれずに歌い綴るステージ、少ないMCの中で、客先で大きい私語をしていたお客さんに向けられた「おっちゃん、うた、きいて!」、そしてその後に悔しそうに自分自身に呟いた「今日は、今日しかないのに...」、この言葉や流した涙が、彼女の音楽の全てを物語っているように思えた。
素晴らしい、本当に素晴らしい、二人のステージでした。
流さん、島崎さん、ありがとうございました。
ふたりに出会えた事に、感謝します!
今回も、会場「BAR On the Road」の直美ママには、たくさんお世話になりました。
いつもありがとう、島崎さんのピアノの音色は、お父さんに届いたかな...。
会場に足を運んでくださったお客さま、ありがとうございました。
このブログを書いている今日、島崎智子さんは、長野県ツアーファイナルの伊那市「喫茶 はるか」でライヴ。
そして流さんは、神の国、島根県出雲市「アポロ」でライヴ。
二人のこれからのロードに、心からエールをっ!
おむすびとも言われるおにぎりが結んだ、音の道。
今回の三人の女性シンガーは、寅年と辰年だった、そう「タイガー&ドラゴン」なのだ。
で、それを企画したのが、ちょいとクレイジィな、ケンちゃんだった訳です。
お後がよろしいようで (笑) 。